エピソード⑤ 衝撃のレベル差!? 初めての宗像エスパーク体験

サッカー
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親の想像を軽々と追い越す、子どもの「知りたい」という渇望
Bチームでの日々は、小坊主くんの根っこに「最強の自己肯定感」を育ててくれました。でも、子どもの成長スピードは、時に親の想像を軽々と追い越していくものです。

3年生の秋。学校でマンモスチームのAチームの子たちとサッカーの話をするうちに、小坊主くんの心に新しい感情が芽生えました。

「もっと上手くなりたい」「もっと深く知りたい」――。

今のBチームでは学べないと感じたのか、「サッカーのルールが分からない」「ポジションの事もわからない」と、珍しく悔しそうに私に話してきたのです。

その真っ直ぐな瞳は、今まで私が用意した場所だけでは満足できないという、純粋な渇望に満ちていました。親が与えた環境から、自分の意志で次のステップへと進もうとしている息子の姿に、私は少しの寂しさと、それ以上の頼もしさを感じまた

「この子の背中を押してあげたい。でも、一体どうすれば……」

そんな時、Aチームのお母さんと話す機会があり、3年生や4年生でクラブの移籍を考える子が多いという現実を知りました。そして、そのお母さんから教えてもらったのが**「宗像エスパーク」**というフットサルコートの存在でした。

不定期で1回通い切りのスクールや、希望者が集まって試合をするイベントがあるという話は、今の小坊主くんにとって、まさに求めていた「新しい扉」の鍵でした。

「いってみたい!!!」

迷いなく即答する小坊主くんの言葉に、私は彼の成長への熱い思いを確信しました。期待と、そして少しの不安を抱えながら、私たちは早速予約をして、初めての宗像エスパークへと向かったのです。

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ピリつく空気感と、救いの「知っている顔」

当日、エスパークに到着しいつものBチームの練習とは明らかに違う、緊張感のある空気。だけどその中にはやる気に満ち溢れた同年代の子供たちの姿。それぞれ所属チームは違うはずなのに、すでにみんながサッカーが上手そうな雰囲気で、開始前からボールを蹴り、キレキレの動きでウォーミングアップをしている……。

ちぃママ
ちぃママ

えっ、みんな上手すぎない? ユニフォームの着こなしからして強豪校に見えるんだけど……もしかして、場違いな場所に来ちゃった……!?

親としての私がそんな不安を抱いた、その時でした。小坊主くんの表情が、パッと明るく輝いたのです。
コートの中には、学校の友達であるAチームの子たちが何人かいて、彼らも小坊主くんに気づいて手を振ってくれています。

見慣れない場所での緊張感が、知っている顔を見つけたことでフッと和らぎました。でも、安心しただけではありません。学校では一緒に笑い合っている友達が、ここでは真剣な眼差しでボールを追いかける「選手」の顔をしている。その光景は、小坊主くんの心に、静かだけれど熱い「闘志」の火を灯したようでした。

小坊主くん
小坊主くん

俺も早くしたいけんコートの中に入るね!

背中を少しだけ押すつもりが、彼は自らの足で、迷いもなく踏み出していったのです。

「俺、いいプレーできたよ!」― 折れない心と最強の自己肯定感

試合後、私は少し心配しながら「どうだった?」と声をかけました。圧倒的なレベル差に、自信を失っていないか不安だったからです。 しかし、小坊主くんから溢れ出したのは、ネガティブな様子ではなく**「爆発的な興奮」でした。
そして、

小坊主くん
小坊主くん

ママ!あの子たちのパス、めちゃくちゃ速かった!
あんな動き、Bチームでは見たことない!


目を輝かせながら、今日受けた刺激を夢中で話す小坊主くん。レベルの差に打ちのめされるどころか、彼は「上手い子たちの中でプレーする楽しさ」**を知ってしまったのです。 「次はもっとこうしたい」「あのフェイントを覚えたい」……。その言葉からは、これまで以上に具体的な「上達への執着」が感じられました。
そしてその後も

小坊主くん
小坊主くん

ルールとかポジションとかは、正直まだあんまり分からんかったけど。●●の場面で俺、いいプレーができたと思う!

と。こちらが驚くほどポジティブな小坊主くんでした(笑)

できないことを嘆くのではなく、今の自分にできることを誇りに思う。Bチームでたくさん褒めてもらい、育ててきた**「最強の自己肯定感」**は、逆境の中でも彼を奮い立たせていました。 親が思う以上に、子供の心は強く、しなやかに育っていた。自己肯定感を育てることは、技術を教えること以上に、子供の人生を支える土台になるのだと、私自身が深く学ばされた瞬間でした。

「もっともっと上手くなりたい!」― 母が下した本気の決断

そんな小坊主くんの姿を見て、私の胸の中にも一つの決意が固まりました。 この折れない心がある今の彼なら、もっと厳しい環境でも、それを「楽しみ」に変えて成長していける。 「仲良し」の先にある、本当の意味での「切磋琢磨」を彼が求めているなら、親としてその環境を整えるのが私の役割。 この日、私は本気で「移籍」という選択肢と向き合い始めました。

動き出した運命。そして「あのノート」へと続く道

エスパークでの体験は、小坊主くんのサッカー熱を完全に爆発させました。 「もっと知りたい」「もっと上手くなりたい」 そんな彼の止まらない情熱が、のちに移籍先のチームで、あの**「自分を変えるための武器=サッカーノート」**を手に取るきっかけになっていくのです。

新しい世界へ踏み出す心の準備は整いました。次回、ついに移籍へのカウントダウンが始まります!



「上手くなりたい」という純粋な渇望と、「自分ならできる」という確かな自信。 この二つの思いを手に入れた小坊主くんの勢いは、もう誰にも止められません。

居心地の良かった場所から、あえて厳しい荒波の中へ。 親として、その覚悟を正解にしてあげたい。 そんな思いを胸に、私たちの「本当の移籍先探し」がいよいよ幕を開けます。

仲良しチームを離れる寂しさや、新しい環境への不安もありましたがそれらもすべてひっくるめて心身ともに成長するための挑戦が始まろうとしていました。


次回、「運命のチーム探し。 迷走と直感の移籍先選び」。 ついに、小坊主くんの運命を変える「あのチーム」との出会いが訪れます!

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